AOUR入力定義 for ATOK
- ATOK定義ファイル(AOUR230302)
(アーカイブ内に含まれている。)
使用方法
ATOKのバージョンによらず追加作業方法は以下のようなもの。
- ダウンロードしたアーカイブからATOK用の定義ファイルを展開し、任意のフォルダに置く。
- ATOKのプロパティ(環境設定)で「キー・ローマ字・色」タブを開く。
- 「スタイル操作」→「ファイルに出力」でATOK標準のスタイルを任意のフォルダに出力。
- 出力したスタイルファイルをテキストエディタ等で開き、展開した定義ファイル内容と見比べて調整し上書きする。
- 「スタイル操作」→「ファイルを指定して追加」で、調整した定義ファイルを指定して取り込む。スタイル名は「AOUR200622」など任意。
- 追加したスタイルを選択し「スタイルの選択」をクリックする。(選択されると赤丸が付く)
- 作業完了後は、ダウンロードした定義ファイルは削除しても構わない。(定義内容はレジストリ辺りに書き込まれるらしい。)
- 元に戻すときは、初期値の定義スタイルを「スタイルを選択」で選ぶ。AOURのスタイルファイルが不要であれば、スタイルに赤丸がついていない状態にしてから追加したスタイルを削除する。
変換補助設定の「ローマ字立ち直り」は「する」又は「自動」(初期設定)とすること。「しない」にするとサ行の割当がQWERTY配列としては記号を含む為、ローマ字入力されたとみなされず記号「;」がそのまま出力されてしまうようなのである。(詳しくは下の「ATOKのローマ字立ち直り」のセクション)
キー定義
US配列のキーボードで便利になるようなキー定義のカスタマイズ(詳しくはこちら)も追加したい場合は、配布アーカイブ内のキー定義用ファイルを上記操作を参考にその要領で調整するとよい。
ATOKのローマ字立ち直り
ATOKには変換補助設定として「ローマ字立ち直り」をするかしないかを選べるようになっている。「する」を選択すると、その入力綴りを無理矢理ローマ字と見做し、ローマ字入力(基本的にはQWERTYローマ字入力)の規則に基づいてかなに変換し出力する。
たとえば「www」と打鍵すると「っっw」と出力される。
一方で「しない」を選択すると、(QWERTYの)ローマ字入力の規則にない綴りはそのままアルファベットで出力するので「www」と入力すると「www」と出力される。
本来、意図した通りに入力するためにはこういう補助機能はオフの状態であるほうが望ましいのだが、残念ながらAOURの割当とは相性が悪い。
立ち直りを「しない」とすると、サ行の子音【;】が記号なのでローマ字入力されたと見做されず、【;A】と入力するとそのまま「;あ」のように出力されてしまうのである。すなわちサ行の入力が出来なくなってしまう。
AOUR配列の定義をATOKで使うときは、「ローマ字立ち直り」の設定は「する」あるいはデフォルトの「自動」にしておかなければならないようなのだ。
そうすることにより、問題なくAOURでの打鍵が出来るのであるが、ATOKとして基本的にはローマ字はQWERTYなので、特定の割当がない子音を連続して打鍵すると「っっh」のようになったり、あるいは本来バ行の子音であるはずの【N】の連続打鍵で「んんn」と撥音が入力されてしまったりする。
Google日本語入力では、このようなことにならない。
2013-12-28
2021-06-06 表記修正
定義ファイルの更新履歴
「定義一覧と更新履歴」にある。ATOK用ファイルにのみ関係する更新履歴は次の表。
改訂 | 更新内容 |
---|---|
230302 | 長撥音拡張「ーん」を暫定として追加。US配列/JIS配列向けで区分。 |
220708 | 特定定義のうち使用頻度の低い6定義を削除。 |
220704 | 割当上限数に近いので、選択定義のうちヴァ行の一部を削除。 |
210222 | 定義ファイルの提供方法を変更。内容は200622。 |
190216 | ATOK用スタイルファイルを最新のものに更新。定義自体は160324のまま。 |
140210 | AOUR131212のATOK2014用スタイルファイルを同梱。 |
130428 | AOUR120312と同一。ATOK版に無関係な拗音代替キー廃止に伴うバージョン更新のみ。 |
120122 | AOUR111107と内容の変更は無し。ATOKの機能キー定義を一部修正。 |