AOUR入力用例打鍵数比較

単語の用例比較

この用例の比較においては、概ね23％の打鍵数減という結果となっている。

長文（日本国憲法前文）による比較

　日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
　日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
　われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
　日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。

上の日本国憲法前文を各方式で打鍵した場合の打鍵数を比較してみる。

にっぽんこくみんは、せいとうにせんきょされたこっかいにおけるだいひょうしゃをつうじてこうどうし、われらとわれらのしそんのために、しょこくみんとのきょうわによるせいかと、わがけりぜんどにわたつてじゆうのもたらすけいたくをかくほし、せいふのこういによつてふたたびせんそうのさんかがおこることのないやうにすることをけついし、ここにしゅけんがこくみんにぞんすることをせんげんし、このけんぽうをかくていする。そもそもこくせいは、こくみんのげんしゅくなしんたくによるものであつて、そのけんいはこくみんにゆらいし、そのけんりょくはこくみんのだいひょうしゃがこれをこうしし、そのふくりはこくみんがこれをきょうじゅする。これはじんるいふへんのげんりであり、このけんぽうは、かかるげんりにもとづくものである。われらは、これにはんするいっさいのけんぽう、ほうれいおよびしょうちょくをはいじょする。
にっぽんこくみんは、こうきゅうのへいわをねんがんし、にんげんそうごのかんけいをしはいするすうこうなりそうをふかくじかくするのであつて、へいわをあいするしょこくみんのこうせいとしんぎにしんらいして、われらのあんぜんとせいぞんをほじしようとけついした。われらは、へいわをいじし、せんせいとれいじゅう、あっぱくとへんきょうをちじょうからえいえんにじょきょしようとつとめてゐるこくさいしゃかいにおいて、めいよあるちいをしめたいとおもふ。われらは、ぜんせかいのこくみんが、ひとしくきょうふとけつぼうからまぬがれ、へいわのうちにせいぞんするけんりをゆうすることをかくにんする。
われらは、いづれのこっかも、じこくのことのみにせんねんしてたこくをむししてはならないのであつて、せいじどうとくのほうそくは、ふへんてきなものであり、このほうそくにしたがふことは、じこくのしゅけんをいじし、たこくとたいとうかんけいにたたうとするかっこくのせきむであるとしんずる。
にっぽんこくみんは、こっかのめいよにかけ、ぜんりょくをあげてこのすうこうなりそうともくてきをたっせいすることをちかふ。

JISかな入力の場合、文字数ではこれで866字だが、打鍵をするときには拗音や助詞の「を」、句読点は【Shift】キー操作になるため、これも入力に必要な操作として１打にカウントすると、次のような感じで1,028打鍵となる。

にっ・ぽ・んこくみんは、・せいとうにせんきょ・されたこっ・かいにおけるだ・いひょ・うしゃ・を・つうじ・てこうど・うし、・われらとわれらのしそんのために、・しょ・こくみんとのきょ・うわによるせいかと、・わが・くにぜ・んど・にわたつてじ・ゆうのもたらすけいたくを・かくほし、・せいふのこういによつてふたたび・せんそうのさんかが・おこることのないやうにすることを・けついし、・ここにしゅ・けんが・こくみんにそんすることを・せんげ・んし、・このけんぽ・うを・かくていする。・そもそもこくせいは、・こくみんのげ・んしゅ・くなしんたくによるもので・あつて、・そのけんいはこくみんにゆらいし、・そのけんりょ・くはこくみんのだ・いひょ・うしゃ・が・これを・こうしし、・そのふくりはこくみんが・これを・きょ・うじ・ゅ・する。・これはじ・んるいふへんのげ・んりで・あり、・このけんぽ・うは、・かかるげ・んりにもとづ・くもので・ある。・われらは、・これにはんするいっ・さいのけんぽ・う、・ほうれいおよび・しょ・うちょ・くを・はいじ・ょ・する。・
にっ・ぽ・んこくみんは、・こうきゅ・うのへいわを・ねんが・んし、・にんげ・んそうご・のかんけいを・しはいするすうこうなりそうを・ふかくじ・かくするので・あつて、・へいわを・あいするしょ・こくみんのこうせいとしんぎ・にしんらいして、・われらのあんぜ・んとせいぞ・んを・ほじ・しようとけついした。・われらは、・へいわをいじ・し、・せんせいとれいじ・ゅ・う、・あっ・ぱ・くとへんきょ・うを・ちじ・ょ・うからえいえんにじ・ょ・きょ・しようとつとめてゐ・るこくさいしゃ・かいにおいて、・めいよあるちいをしめたいとおもふ。・われらは、・ぜ・んせかいのこくみんが・、・ひとしくきょ・うふとけつぼ・うからまぬが・れ、・へいわのうちにせいぞ・んするけんりを・ゆうすることを・かくにんする。・
われらは、・いづ・れのこっ・かも、・じ・こくのことのみにせんねんしてたこくを・むししてはならないのであつて、・せいじ・ど・うとくのほうそくは、・ふへんてきなもので・あり、・このほうそくにしたが・ふことは、・じ・こくのしゅ・けんを・いじ・し、・たこくとたいとうかんけいにたたうとするかっ・こくのせきむで・あるとしんず・る。・
にっ・ぽ・んこくみんは、・こっ・かのめいよにかけ、・ぜ・んりょ・くをあげ・てこのすうこうなりそうともくてきを・たっ・せいすることをちかふ。・

ローマ字入力の場合だとどうか。

nippon kokumin ha, seitou ni senkyo sareta kokkai ni okeru daihyousya wo tuuzite koudousi, warera to warera no sisonn no tame ni, syokokumin tono kyouwa ni yoru seika to, wagakuni zendo ni watatute ziyuu no motarasu keitaku wo kakuho si, seihu no koui ni yotute hutatabi sensou no sanka ga okoru koto no nai yau ni surukoto wo ketui si, koko ni syuken ga kokuminn ni sonsuru koto wo sengenn si, kono kenpou wo kakutei suru. somosomo kokusei wa, kokuminn no gensyukuna sintaku ni yoru mono de atte, sono kenni ha kokuminn ni yurai si, sono kenryoku ha kokuminn no daihyousya ga kore wo kousi si, sono hukurikousei ha kokumin ga kore wo kyouzyu suru. koreha zinrui huhenn no genri de ari, kono kenpou ha, kakaru genri ni motoduku mono de aru. warera ha, kore ni hansuru issai no kenpou, hourei oyobi syoutyoku wo haizyo suru.
nippon kokumin ha, koukyuu no heiwa wo nengan si, ningen sougo no kankei wo sihai suru suukouna risou wo hukaku zikaku suru no de atte, heiwa wo aisuru syokokuminn no kousei to singi ni sinrai site, warera no anzen to seizon wo hozi siyou to ketui sita. warera ha, heiwa wo izi si, sensei to reizyuu, appaku to henkyou wo tizyoukara eienn ni zyokyo siyou to tutomete wiru kokusai syakai ni oite, meiyo aru tii wo simetai to omohu. warera ha, zensekai no kokumin ga, hitotsiku kyouhu to ketubou kara manugare, heiwa no uti ni seizon suru kenri wo yuusuru koto wo kakunin suru.
warera ha, idure no kokka mo, zikoku no koto nomi ni sennnen site takoku wo musi site ha naranai no de atute, seiji doutoku no housoku ha, huhennteki na mono de ari, kono housoku ni sitagahu koto ha, zikoku no syuken wo izi si, takoku to taitou kankei ni tatau to suru kakkoku no sekimu de aru to sinzuru.
nippon kokumin ha, kokka no meiyo ni kake, zenryoku wo agete kono suukou na risou to mokuteki wo tassei suru koto wo tikahu.

ローマ字入力の場合、変換操作、スペース、改行を除き1,499打鍵である。

lgzrx isifmb ja, ;ekw lg ;cius ;aodka isziq lg sidof hqjoba ws ktegkd iwhw ;g, waodoa ks waodoa ls ;g;x ls km lg, boisifmb ks ls iowa lg tsof ;eia ks, wauaiflg echs lg wakakfkd egtr ls mskaoa;f iekaif ws iaifjs ;g, ;ejf ls iwg lg tskfkd jfkakang ;c;w ls ;zia ua sisof ik ls lqtaf lg ;o ik ws idkt ;t, isis lg bfic ua isifmb lg ;x;o ik ws ;cuc ;g, isls icrw ws iaifke ;o. ;sms;sms isif;e ja, isifmb ls ucbj la ;bkaif lg tsof ml hd akfkd, ;sls icg ja isifmb lg tfoq ;g, ;sls icol ja isifmb ls hqjoba ua isod ws iw;g ;g, ;sls jfifog ja isifmb ua isod ws iocf ;o. isod ja ebot jfjc ls ucog hd aog, isls icrw ja, iaiaof ucog lg mskshfif ml ho. waodoa ja, isod lg jz ;o gz;q ls icrw, jwoe stsng bovl ws jqcs ;o.
lgzrx isifmb ja, iwiy ls jewa ws lcuz ;g, lbuc ;wus ls izie ws ;gjq ;o ;riw la og;w ws jfiaif egiaif ;o ls hd azkd, jewa ws ag;o bsisifmb ls iw;e ks ;bug lg ;boq ;gkd, waodoa ls axec ks ;eex ws jseg ;gtw ks idkt ;gka. waodoa ja, jewa ws geg ;g, ;c;e ks oecr, azri ks jcio ws kgcw iaoa dgdx lg cwius ;gtw ks kfksmdkd wgof isif;q baiq lg sgkd, mets aof kgg ws ;gmdkq ks smsjf. waodoa ja, ec;diq ls isifmb ua, jgks;gif iojf ks idkfnw ip malfuaod, jewa ls fkg lg ;eex ;o icog ws tr;o ik ws iaiflb ;o.
waodoa ja, ghfod ls ispz ms, egisif ls ik lsmg lg ;clc ;gkd kaisif ws mf;g ;gkd ja laoalq ls hd azkd, ;eeg hwksif ls jw;sif ja, jfjckdig la ml hd aog, isls jw;sif lg ;gkauajf ik ja, egisif ls bfic ws geg ;g, kaisif ks kqkwizie lg kakaf ks ;o iapxif ls ;digmf ho ks ;befof.
lgzrx isifmb ja, ispz ls mets lg iaid, ecol ws audkd isls ;riw la og;w ks msifkdig ws kaz;e ;o ik ws kgiajf.

AOURの場合、変換操作、スペース、改行を除き1,249打鍵であった。かな入力には及ばないものの、ローマ字入力と比較した場合、17％程度の削減が可能である。

文字数カウントは一太郎の機能を使ったが、入力ミスやAOURでの特殊拡張の使用の有無、AOURのバージョン違いなどで、よく計数してみれば多少の誤差はあるだろう。

AOUR220712での比較

lgzrxisifmbja, ;ekwlg ;cius ;aodka iszkqlg sidof hqjobawl ktegkdiwhw;g, waodoaks waodoals ;g;xlskmlg, bsisifmbksls iowalg tsof ;eiaks, wauaiflg echslg wakape egtrls mskaoa;f iekiwl iijw;g, ;ejfls iwglg tspe jfkakang ;c;wls ;ziaua sisof ikls lqtwlg ;oikwl idkt;g, isislg bficua isifmblg ex;oikwl ;cuc;g, isls icrwwl iike;o. ;sms;sms ii;eja, isifmbls ucbjla ;bkilg tsofml hdape, ;slsicgja isifmblg tfoq;g, ;slsicilja isifmbls hqjobaua isodws iw;g;g, ;slsjfifogja isifmbua isodwl iocf;o. isodja ebotjfjcls ucoghd aog, isls icrwja, iaiaof ucoglg mskshfif mlhdaof. waodoaja, isodlgjz;o gz;qls icrw, jwoe stsng bovlws jqcs ;o.
lgzrx isifmbja, iwiyls jewawl lcuz;g, lbuc ;wusls iziewl ;gjq;o ;riwla og;wwl jfii egii;o lshdape, jewawl ag;o bsisifmbls iw;eks ;buglg ;boq;gkd, waodoals axeckw ;eexwl jseg;gtwks idkt;gka. waodoaja, jewawl geg;g, ;c;eks oecr, azriks jciowl kgcoiaoa dgdxlg csius ;gtwks kfksmdkd wgof isif;qbaiq lg sgkd, mets aof kgg wl ;gmdkqks smsf. waodoaja, ec;diqls isifmbua, jgks;gif iojf ks idkfnw iaoa malfuaod, jewa ls fkg lg ;eex;o icogwl tr;oikwl iilb;o.
waodoaja, ghfodls ispzms, egisifls iklsmglg ;clc;gkd kaisifwl mf;g;gkdja laoalqlshd ape, ;eeghwksifls jw;sifja, jfjckdigla ml hdaog, isls jw;siflg ;gkauajf ikja, egisifls bficwl geg;g, kaisifks kqkwizielg kakwks ;o iazisif ls ;digmfhdaof ks;befof.
lgzrxiimbja, ispzls metslg iaid, ecolwl audkd isls ;riwla og;wks msifkdigws kaz;e;oik wl kgiajf.

AOURは、何度もその後更新している関係で、少し綴りが異なってきている部分もあるので、AOUR220712の時点で自分が普段使っている入力の綴りで再度計測してみたら、入力打鍵数は1229字であった。
初期のAOURに比較してさらに20字・20打鍵ほど短縮している。
これで、ローマ字入力と比較して18％の削減となり、1.4％向上した。

なお、ミスタイプや読み違いもあるかもしれない。また、上記の単語の区切りは統一性がないが、文字数計測には無関係である。