OpenTTD発展例

OpenTTD発展例

OpenTTDを1920年開始でしばらくやって、2380年代にも達している状況においての、貨客の駅などの状況を解説していく。

複線終端駅・中間駅の配線例

複線終端駅の配線例

典型的な複線の終端駅はこの画像のようにしている。
両渡り線を配し、渡り線の入りの部分に一方通行パス信号を、ホームの出発点にパス信号を配置している。
また、駅からの折り返し方向に車庫・車両基地を配置して、終点列車が一旦車庫に引き上げるような運行経路にしているが、この配線での問題は、引き上げる際と入線する際の折り返しに手間がかかることである。

複線中間駅の配線例

複線中間駅も、画像のような形で、駅ホームの前後に両渡り線を配置して、駅で折り返したり、上下線を構わずに入線できるようにしている。
上下線を区別したい場合は、渡り線を設けずに、一方通行信号の位置などを考慮する必要がある。

大都市空港の配置例

大都市空港の配置例

大都市空港の例である。設置後年数が経って周りに都市が発展してきた。
ランウェイの終端部や空港敷地の周辺部などは、道路を作って囲んでおくと、建物との距離が確保されて、離着陸動作が自然に見えるようになる。特にランウェイ終端部に建物があると、表示がそれに被ることがある。
このタイプの空港ランウェイは、左下部00R側にランディングし、00L側からテイクオフする。

大陸間国際空港の配置例

大陸間国際空港の配置例

OpenTTDで最大規模となる大陸間国際空港の設置例である。
8スポットにヘリ駐機場が3つあり、格納庫も二つある。

この空港は右側2本のランウェイのR側にランディング、L側からテイクオフするとともに、左側2本のランウェイは上方向から進入し、(進入方向から見て)R側にランディング、L側からテイクオフしていく。

大陸間国際空港の配置例2

産炭量が多い炭鉱の搬出駅例

炭鉱駅の配線例

産炭量がそれなりに見込める炭鉱や鉱山、その他産業施設における配線例である。2本のホームに列車が同時に入り、積載できるようにしている。

鉱山駅の配線例

また、この例では、駅に戻ってきた空の列車が駅ホームを経由せず、直通で車庫入りして折り返せるように配線してあり、ホームが2列車で占有されている時にも車庫入りができるようにしている。

産炭・産出量が少ない炭鉱・鉱山の配線例

埠頭と積み出し駅の例

産炭・産出量が少ない産業施設の積み出し駅の配置はこのような例のもので十分である。駅の終端側に車庫を設けて、直通設定で空の列車を折り返さずに車庫に一旦引き入れ易いようにしてある。

石油積み出し基地や製油所の例

製油所駅の例

埠頭と、それに隣接した3線ホームの駅の例である。これも、駅に戻ってきた列車が駅に一旦入線せずに車庫入りができるように、車庫から全てのホームに積み出しのために入線できるようになっている。

製油所駅の例

積み下ろしする製油所も同様の配線である。車庫へ入る列車の通過線は、この図のように複線のうち戻り側に設けると渡り線を経由しないので運行がスムーズになるのだが、これは駅の配置や地形上の制約を受ける。

製油所駅の2例

製油所の配線例、右は車庫を折り返し位置に配置しなければならない例である。無論、駅の配置を別の場所にすることで、左の製油所のように通過型で車庫入りできる形にもできる。

製油所においては、商品輸送列車が商品を待機するが、ホーム数マイナス1以下の商品輸送列車数にしておかないと、商品列車でホームが占有されて石油の積み下ろしができなくなるので、列車数は注意する必要がある。

石炭ターミナルの配置例

石炭ターミナル駅の例

炭鉱が都市部にあり、積み出し駅の拡張が難しくなってきた例があり、郊外にこのような積み替え基地の駅を設けた例である。
画像の左方向が炭鉱で、右方向が発電所へと続く線路である。画像下の製油所は無関係だが、これも一つの配線例ではある。

当初、左側4線のホームに炭鉱からの輸送列車も入線させていたが、積み出す石炭がない場合、ちょうど画像のように4線全てが積み出し列車で占有されてしまうので、積み出し列車とは区分して、右2線を増設した。線路と車庫を積み出し列車側とは区分し、積み出し列車が積み下ろし線には入線できない仕組にした。
この二つの駅は別の駅として建設したが、Ctrl+クリックで同じ駅として統合できる。

本社を置いた都市の発展例

本社都市の例

本社を置いた都市の発展例である。人口は10万人を超えている。

このマップ最大の積み出し基地とその周辺都市

最大都市例

最大積み出し量を誇る積み出し基地と、少しそこから距離を置いて配置した車庫への経路の例である。
上部には、商品を積んで戻ってきた列車の商品積み下ろしの貨物ターミナル、左側には新幹線の駅も見える。

最大都市例

上の画像の右方向は、このマップで最大の線路配線量の場所となっている。上部に新幹線の線路も見えるが、在来線では貨物搬入線、在来線の南北マップ縦貫線、石油運送線がされぞれ複線で並んでいる。