マウスについて
キーボードと同様に、インターフェースとしてはマウスは重要である。
自分はなるべくキーボード操作を中心にしているが、キーボードだけではどうしても完全に使いこなすことはできないので、マウスを中心としたポインティングデバイスも必須である。
実際にはキーボードより頻繁に、新しい物に乗り換えたりして環境を更新している。
マウスに求める機能と形状
マウス操作の基本は、スムーズなポインティング、左右のクリック、スクロールであり、更にブラウザ使用時の戻る・進むのボタン機能である。これらが快適に行える物であることが最低限の要件であり、これを基準にして、大きさや形状も決まってくるのである。
大きさは、基本的には大きすぎないものが良い。大きすぎるのは重く、スムーズな操作ができないからである。かといって小さすぎる物も使いづらい。適度な大きさ、やや大きめのものという程度のが自分には丁度良い。
形状は、左右対称が基本なのであるが、標準的に右手固定で使うので、エルゴノミクスなデザインのものも良い。ただし、あまり極端な変型は好まない。
クリック音はさほど気にならないが、最近のモデルで選択肢となってきた静音のものも良い。スクロールホイールは、適度な引っかかり感は欲しい。フリーホイールも悪くないが、思ったところでスクロール操作を停止できるのが良い。
接続方式は、ゲーミングなどで使うわけではないので有線への拘りは無い。通常の無線接続か若しくはBluetoothでの接続のものが好ましい。
感応方式は、既にボールマウスは廃れているとして、好感度なレーザー感応のものが良いと感じている。
電源は、無線方式の場合は乾電池か若しくは充電式のいずれかになり、電池を用意する手間を考えると充電式のもののほうが好みである。もちろん、いずれの場合でもなるべく長く電池が持続するのが理想である。
乾電池式の場合はマウス上面から入れるタイプが望ましい。下面から入れる物は長期間の使用でホールドが甘くなり、接触不良を起こすことがあるからである。
ゲーミング用途では必須なのかも知れないが、多機能のボタン割り当てなどは基本的には必要ない。マウスのための専用のアプリケーションも本来的は必要なく、Windowsのデフォルトのドライバで稼働する範囲で十分ではないかと思っている。特に常駐するようなアプリケーションはできれば避けたい。
以下では、これまで割と長期間に亘り使い続けた主なマウスについて記録しておく。
NEC PC-98のマウス
PC-98は自分にとって初めてのPCであると同時に、初めてのマウスもPC-98のものである。1995年~1998年頃に使用した。有線2ボタンのボールマウスで、接続方式はPS/2。
ポインティングのほか、左右クリックくらいしか機能が無い基本機能のマウスであるが、マウスの使い方を知った原点の製品である。
MicroSoft インテリマウス
DOS/V機で使用するようになった、初めての光学式マウスがこれである。富士通のFM/TOWNSでは当初富士通のマウスを使っていたはずだが、これに更新して使うようになった。USB接続の3ボタン有線マウスであって、スクロールホイールも、接続方式としてUSBであるものも初めてである。
ボールマウスと比較して、ボール部分のメンテナンスが要らないことが大きな違いで、そのほかにもスクロールホイールが使えるのが大きな違いであり、このマウスはかなり気に入って、1999年から2003年頃から、あるいはその後もしばらく別PCなどで使っていた記憶がある。
Logicool V200
2003年頃に、初めての無線マウスとして使い始めたのがこの機種で、当時はまだLogitechブランドだったかも知れない。コードレスで動作するということに感激があった。単三乾電池2本を使うモデルで、形状は大きめで重さもあったが、手にフィットして使いやすく、また電池の持ちも良好で、数年気に入って使っていた。
VX Revolution~ MXシリーズへ
2005年頃からは、Logicoolブランドのフラッグシップラインの、ノート用とされたVXシリーズ、VX nanoだとかM905だとか、1万円近くする価格の高価なマウスを使うようになった。
フリースクロールのホイールが快適で、配色や手触りの高級感と共に気に入ってこのシリーズの製品をメインで使うようになった。
より大型のデスクトップ向けとされたタイプのものは、当時は珍しかった充電式であったり重すぎる・大きすぎる、価格が高すぎる気がしてずっと選ばなかった。
ここ数年では、MS MASTER/Anywhereシリーズの製品を使っている。フラッグシップモデルが変化して、Bluetooth接続や多機種切替対応などが進化している。
MS エルゴノミクス
Bluetooth接続のマウスとしてきちんと使ったのはMSの製品のほうが初めてだったかも知れない。Windowsとの相性や、Logicoolとは違うブランドでということでMSの製品も使ってみたくなって選んだものである。
スクロールホイールの操作感の堅さは、快適でもあり、しばらくするとやはりLogicoolのほうの操作感のほうを好んだりと、その時々で考えも変わった。